日本の貧困と世界のそれを比較してみよう

現在の日本は、食べるものが豊富で住む場所は空き家が多く余ってしまっているほどです。
そして衣類も、昔に比べれば随分安く手に入れることができるようになりました。
いわゆる人間が生きるのに必要な衣食住に関しては、全く困ることがありません。
それ故様々な問題を抱えている一面もありますが、ただ昔に比べれば随分良い暮らしができるようになった事は言うまでもないわけです。

日本もかつては貧しい時代があった

かつては、貧しい時代がありました。
江戸時代やその以前もそうでしたが、実は明治時代から大正時代そして昭和の初期の頃さらには戦時中も貧しかったわけです。
戦後しばらく貧しい時代が続き、その後昭和30年代ぐらいから少しずつ経済成長してきました。
やがて昭和が終わり平成になり、平成も終わるとついに令和の時代がやってきます。
一方で、世界に目を向けてみると、かつての日本と同じ位貧しい国は少なくありません。
中央アフリカの諸国や南米そして中東の諸国などの1部では、非常に貧しい生活を強いられています。
厳密に言えば、かつての日本と同じように身分差が大きくありました。
十分に生活できる資金をたくさん持っている人がいる一方で、明日食べる食事すらないとしてお金すら稼げない人たちも多いです。

貧しさゆえに犯罪や戦争に発展するケースが多い

この人たちは、貧困意識を持っており、自分たちを被害者として扱うケースも少なくないでしょう。
いずれにしても、これをなくさなければ世界は豊かになるとは言えません。
貧困の歴史から見ると、貧しさゆえに犯罪や戦争に発展するケースが多いからです。
ではどのようにしたら抜け出すことができるかと言えば、基本的にはその国の政治がしっかりしている事はとても重要になります。
政治がいい加減だと、抜け出すことができないどころか一生その状態が続いていきます。
政治がしっかりしていると言えるためには、実は国民自身がしっかりしていないといけないわけです。
非常に難しい問題になりますが、結局国民の意識が低ければ政治の意識も低く、賄賂ばかりをもらっている人や私腹を肥やす落としている人ばかりが政治家になってしまい、その国は良くならないわけです。

政治家の意識が低いとどのような問題が起こるか

政治家の意識が低いとどのような問題が起こるかと言えば、例えば先進国の人々がある特定の国に寄付をしたとします。
この時、国民にその寄付したお金や物などが分かれば良いですが、実は現実的に貧しい人たちにそれらが渡っているケースはそれほど多くありません。
何故かと言えば、その国に寄付したお金や物が入ってきた段階で、政治家がそれを横取りしてしまうからです。
日本人でも、その事実を知っている人は少ないでしょう。
これを避けるためには、とにかく何でも良いので寄付をすれば良いわけではなく、しっかりと国民に手渡されるような仕組みを持っているところにお金を預けるのが良いといえます。
世界的にも代表的な組織があるため、その点を間違えないようにしましょう。

日本が貧困から脱却できた理由

貧困から抜け出すことができない国がある一方で、話を日本に戻すとかつての貧困はもはや忘れ去られたかのように裕福な暮らしができるようになりました。
なぜこのように、裕福な暮らしをすることができたかと言えば、それは国民全体にまとまりがあったからといえます。
貧しい国の人々は、とにかく自分のことだけを考えて行動する傾向が強いです。
何故かと言えば、貧しい時に人のことを考える余裕がないからです。
一方日本人にもそのような人や考え方を持った人がいっぱいいますが、その一方でどこか周りを助けようとする人も多かったわけです。
食べ物がなく困っているときは、近所の人におすそ分けをするようなことをしてきました。
そうすると、周りの人たちとの絆が強まります。

まとめ

自分だけ良いと考えるのではなく、人のためにしてあげようと言う気持ちが強くなるわけです。
実は、貧しさから抜け出すためにはそのような気持ちが大事です。
自分のことばかり考えている人は、貧しさから抜け出すことはできませんが、周りのことを考えている人は周りから助けられることもあり、本当の貧しさから抜け出すことができます。
最終的には、国の政治家も人のことを考え国民のことを考えて行動するようになれば、日本はさらに良い国になるかもしれませんが、現在ではまだそこまでできていない状態です。
もちろん国民一人一人も、まだそこまで高いレベルに達していません。

 

参考文献
日本ユニセフ協会ピンハネ

最終更新日 2025年5月20日 by rosseng