妊娠するとおなかが大きくなるのは当たり前ですが、多くのお母さんが気になるのは妊娠線が出てしまうことではないでしょうか。
妊娠を経験した人の実に7割の人が妊娠して妊娠線ができてしまったという経験をしているようですが、どうして妊娠線ができてしまうのか、その予防法について考えてみましょう。
妊娠線とは、妊娠によって急激に皮膚が伸びてしまい、傷跡のような断裂跡ができてしまうことを指します。
おなかだけにできると思われている人も多いですが、実はでき方は人によってそれぞれでありお腹の中心に一本だけできる人もいれば数十本できる人もいるほか、二の腕やバスト、おしりや太ももなどにできる人もいるとされています。
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれていますが表皮は伸び縮みする作用を持っているので急激に引っ張られても伸びしろを持っていますが、真皮や皮下組織はそこまで伸びることができないため一部が断裂し、その下の毛細血管が浮き出てしまうことで稲妻のような傷跡やスイカの縞模様のような状態の線ができてしまうのです。
出典:妊娠線は予防が命!できてしまったら完全には消えません。
また、妊娠中はステロイドのホルモンの分泌量も増えるため、これが肌のターンオーバーを抑制する働きをすることで新陳代謝が遅れて妊娠線ができやすくなるのです。
では、妊娠線をできにくくするためにはどんな予防法があるのでしょうか。
まず大切なのは急激な体重増加に気を付けることです。
妊娠中は食の好みもガラッと変わるのでコントロールしにくいことも考えられますが、太り過ぎは妊娠高血圧症や妊娠糖尿病などの原因にもなるので少しずつ体重を増やしていくようにしましょう。
その他に、しっかりと保湿ケアをすることも重要です。
できることなら妊娠線ケア用のクリームを使用して毎日マッサージを心がけましょう。
おなかだけでなく二の腕やバスト、ふとももも同じように保湿していくとより良いでしょう。
そして、適度な運動を行って体に脂肪を付けないようにすることも妊娠線を作らないために予防法となります。
出産は体力勝負ですので、妊娠中の時期からしっかりと体力を受けるためにも無理をしない程度の運動をするように意識して過ごすことをおすすめします。
最終更新日 2025年5月20日 by rosseng